本記事では、個人的によく利用している生成AIチャット「ChatGPT」「Gemini」「Claude」の特徴を比較し、それぞれの活用方法をご紹介します。
あんまり生成AI活用できてないな、という方の参考になれば幸いです。
結論
課金するならChatGPT→Claude→Geminiの順におすすめ
個人の意見ですが、課金するならChatGPT→Claude→Geminiの順におすすめです。
私はChatGPTに1年以上、Claudeに3か月以上課金しており、簡単なタスクはChatGPT、複雑なタスクはClaudeという使い分けをしています。
ちょうど作業によってスマホとPCを使い分けるようなイメージです。
生成AIチャットツールはやっぱりChatGPT最強。
ChatGPT+特化型サービスがおすすめ。
色々と生成AIチャットツールを使ってみましたが、ChatGPTが汎用性や応答速度と質のバランスという点で最強だと感じています。
一方でワークフロー作成やスライド生成などはできないので、個人のニーズに応じて特化したサービスを使い補うのがよいと考えています。
例:
- 図解作成:Napkin AI
- Web検索・リサーチ:Perplexity, Genspark
- ワークフロー/チャットボット開発:Dify
ChatGPT:汎用的に幅広い用途に使いたい場合
みなさんご存じChatGPTです。汎用性の高い処理ができるのでほとんど何でもこなせる反面、トークン数は他のツールと比較すると劣るので、簡単なタスクで利用しています。
活用例
コンテンツ作成支援(ブログ記事支援、マークアップ言語や正規表現の生成など)
ブログ記事の骨子を考えてもらったり、マークアップ言語や正規表現を生成してもらったりしています。
海外旅行のツアーガイド
海外旅行に行った際には無料のツアーガイドになってもらっています。聞いたことしか答えてくれないですが。
何よりスマホから使いやすいので、特に外出先では重宝しています。
写真のないメニューだとガイドブックで見た料理との突合せが非常に難しく注文に時間がかかっていましたが、OCRの精度が向上したことでメニューの読み取りと提案が可能になりました。
画像生成
イベントのサムネイルを生成してもらっています。画像をコンテキストにして似たような画像を生成するのは今のところChatGPTにしかできないです。
子供が聞いてきそうな質問
「空はなんで青いの?」みたいな質問をします。まだまだ若いので。
他にも仕事で比較検討を依頼されたときの壁打ち相手としても活用することがあります。
Claude:長文処理や高い倫理性が求められる
Claudeは長文処理に強く(最大100,000トークン)、倫理性と安全性に優れています。
また図の作成に強いですが、最近GensparkやNapkin AIなどより特化したモデルも現れ始めたので、乗り換えを検討しています。
課金してもすぐ上限に到達するのはマイナスポイント。
活用例
Power Appsのドキュメント作成
トークン数が多いので、ChatGPTにはできないYamlファイルの解析が可能です。
Power Appsで作成したアプリの依存関係の可視化や、データフロー図・ロジックフロー図の作成が可能です。
テストケース作成
Power Appsのソースコードを入力に、テストケースの作成をすることもできます。
Power Appsのテスト自動化に関しては以下のスライドもご覧ください。
Gemini:最新情報や画像解析が得意
Googleの生成AIです。ChatGPTとClaudeで事足りているのであまり使っていません。
トークン数は多いですが、少しハルシネーションや英語での出力が多いかなという印象です。
Dify、Notion API、Gemini APIを活用してレシピ管理システムを作成した記事を書いていますので、活用したい方は参考にしてください。
番外編:テキストだけなら天秤AI
マルチモーダルな質問をしないのであれば、天秤AIがおすすめです。
色々なモデルの出力を比較することができます。